ある日の午後・・・ ~『仲良くなろう!』プレオープン その1~

けーすけ先生です。「『仲良くなろう!』プレオープン その1」をレポします。

来年度の入所仲間が決まった。『仲間をどう迎えるか?』
仲間が入ってくる嬉しさを膨らませるために、保育員が在所生への仕掛けを開始!

➀ある日の午後・・・
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保育員『Aちゃん、今年の4月から新しい仲間が入って来るんだよ。みんなの後輩ね。うれしい?』
Aちゃん『入ってくるの。やったー。Bちゃん新しい仲間が入って来るんだって。』
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Bちゃん『やったー。』
保育員『うれしい?』
Bちゃん『うれしい。』
保育員『みんながチャイスタのお兄さんお姉さんになるんだよね。チャイスタの一日の流れなどいろいろと教えてね。どうしようかなぁ?』
Bちゃん『それじゃあさー、みんなにルール教えてあげるために紙芝居作りたい!』
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Aちゃん『いいね!じゃあ私たち絵を描こう。Bちゃん描こう~!』
保育員『紙芝居ならわかりやすいね。紙芝居ならお話がいるよね。』
Cちゃん『じゃあ、僕が台本考える。』

その日から紙芝居制作が始まった。
保育員『一日の流れってみんなわかってるよね?』
Cちゃん『わかっているよ先生!前にみんなで書いたのがあるからそれを見たらいいんじゃない?』
保育員『場面場面で区切ろうね。質問と答え形式だったらおもしろいかもよ。』
Bちゃん『それでさ、手で考えるポーズとかしたら、もっと面白いかも。』
役割も立候補で決まり、大枠が固まっていく。

絵を描くのがうまい子、色を塗るのがうまい子、台本を考える子、みんなそれぞれエキスパートがいるのだ。

エキスパートがみんなにコツを惜し気も無く教えてくれる。

髪の毛が上手に塗れなかった子には、
色塗りエキスパートが『髪の毛はつむじの所から、流れるように塗ればうまくできるよ。』と教えてくれた。
教え合うことでお互いにできることが増えていく。成長のあかし。

やり直しもあった。

『絵がちょっと小さいね!紙芝居だからよく見えないんじゃない?』
そんな指摘に『大丈夫!!このままでいいの!』『私はBちゃんみたいに上手くないもん!』と言い張る子。

でも、自分で最後には大きい方が良いと思い、書き直す。

そんな頑張りに保育員たちは
『上手に書けてる。大きく書いたら表情も見えて本当によくなったよ。』と褒める。
本当に絵も良くなった。
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しかし、絵が上手で褒めただけではない。

自分で『この絵では?』と評価を受け入れ、修正をかけてきた。そんな努力に保育員は嬉しくなったのだ。やったね!

その2に続く・・・。

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