けーすけ先生です。
今日は県民の日。
今年、チャイスタ☆のこどもたちは、5月5日の大堀川祭りなどを通して集団としてのまとまりがでてきました。遠足に行くことでさらに仲間が一つとなれるようにと、遠足をひとつのステップに考えました。
こどもたちは大喜び。チャイスタ☆Tシャツを着て朝から元気いっぱい。
最終確認をして出発。
6月といえば、梅雨。
電車に乗ったら雨が降ってきました。
目的の駅に着いた頃には土砂降り。
学童保育の大変なことの一つに集団移動があります。
車の通る道を土砂降りの中、集団で傘を差し歩くのは大変なことでした。
しかし、みんなで出かけたりすることは楽しいことです。
楽しみの中でこそ、お互いに関わり合い、成長していくことがあります。
私たちはこどもたちの課外保育をとても大事にしています。
みんなが楽しみにしていた遠足。
『工場に着くまでは大変だけど、頑張ろう!』
とみんなで一生懸命歩きました。
あ、まだどこへ行ったのか言っていませんでした。
消しゴム工場へ見学に行きました。
工場へ着いた時には、こどもたちも先生たちも服も濡れ、靴の中までびちょびちょ。
でも、工場の方々が優しく迎えてくれたのでありがたかったです。
いざ工場見学へ。
ガイドさんは、なんと85歳の社長さん!
工場の事は隅から隅まで知っているので話を聴いていてとても興味深かったです。
消しゴムと言ってもただの消しゴムではなく、動物やボールや乗り物やお寿司などの形をして、組み立てられる面白消しゴムでした。
消しゴムを1個作るのに25円かかる。それを50円で売る。すべてがそのように作られ考えられているそうです。
一台何千万円もする機械と何百万円もする金型を使用して製造するので、アイディアでできた消しゴムは何千万個も売らないと儲けにならないとのことです。
『すべて売れる』という自信で高額な機械も入れているというすばらしいお話しでした。様々な面白消しゴムは全て社長さんののアイディア!!
工場にできた消しゴムをストックしてある場所を拝見するとその種類の多さにびっくりします。また、そこの場所は、透明のボックスにカラフルな消しゴムが入っていて棚に並んでいるので、彩りも美味しいカラフルな飴玉のお菓子の部屋にいるように嬉しくて心躍りました。
消しゴム付き鉛筆キャップの他におみくじ付きのキャップもありました。アイディアが斬新!!
最近は、隣国にアイディア商品を丸ごとマネされて困っているそうです。
85才という年齢を感じさせない向上心と意欲、何と言ってもバイタリティのある社長さんには頭が下がります。自分の子ども時代からの話をし、頑張ればできるというエールのような温かいお言葉をいただき、有意義な工場見学でした。
お話の後、消しゴムを2つ実際に組み立てました。
何の製品をいただいたかは言いませんが、その製品の細部までのこだわりがプロフェッショナルを感じました。
子ども達と見学できて嬉しくなりました。
最後に、お土産を買いました。お土産は引き出しがたくさん並んでいる中に自由に消しゴムを選べるようになっていて楽しく買い物が出来ました。
帰りは疲れてしまった1年生を2年生が励まして歩く姿を見て、今まで妹弟だった2年生の成長を感じ、『やはりこの遠足を決行して良かったな。』とまた嬉しくなりました。
大満足の消しゴム工場見学。