けーすけ先生です。
子どもたちがそう呼ぶので、そのまま使わせて頂くことにしました。
今回はチャイスタ☆でのあそびをレポートいたします。
開演15分前、子どもたちは忙しく準備に動き回る。
歌会コンサートのポスターはすべて貼り終えた。
このポスターは、あたためにあたため、一時利用のお友だちが来た時のために、
子どもアイドル隊がひとつひとつ丁寧に作ってきたものだ。
思えば一か月前、子どもたちとあそび作戦タイムでコンサートをやろう!と決めたのが始まり。
今日は2度目の再結成&新ユニットコンサート。
「私たちは、歌を歌うからね!」と3人の女の子。
最初は3人でやるのかなあと思っていたら、そこはチャイスタ☆の男の子たち。のってきた。
「じゃあ、俺、売店やる。レジスターだすよ!」
「俺は・・・、警備員がいい!椅子のクッションで警備する!」
何かこの前よりも大掛かりになってきたぞ。楽しみだ。
おもちゃのお金も配られ、チケットを買った。
グループの2年生の女の子の1人が、何も言わずに動き出した。
何をするのかと見ていると、
「先生たち観客席に座ってください。これはサインを貰えますから。」紙とペン。
すかさず4年生の男の子もそれに同調。
「このペンは、コンサート中、応援する時に振ることもできます。」
もしや裏方!前で輝くものを支える者がいる。
子どもたちは、どこでそんなことを覚えたのだろう。
子どもアイドル隊はドアの向こうでリハーサルを始めた。それをたびたび裏方が行って打ち合わせ。
そろそろ始まってもいいだろうと思いながらもゆっくり待つことにした。
4年男の子の売り子さんが来たのでバナナと牛乳を買った。勿論おもちゃ。
ちょっと試しに、「このバナナどこ産ですか。」聞いてみた。
「フィリピンのバナナでとってもおいしいんです。」
「200円になります。」
なかなかやるではないかい。それならこれではどうだ。
「200円持ってないんだけど。」
「安くしときますよ。」150円で買えた。
なんと、言葉のキャッチボール。
嬉しくて残りのお金で革の財布まで買ってしまった。
1分前、そろそろコールをしないと。
「♪〇〇&〇〇!♪〇〇&〇〇!♪」だんだんコールの声が高まる。
17時。いつものディズニー時計の音楽が鳴った。開演だ。
初めに、誰が決めたか、コンサート会場の注意アナウンス。
「写真のフラッシュを使わないでください!」
「立ち上がって応援しないでください!」
「コンサート中は、売店で買ったものを食べないでください!」
すごい。本格的。
それから、4年男の子。司会となり出てきた。
いかにも楽しそうな顔で
「〇〇&〇〇ご覧ください!」
こっちも楽しくなってきた。
その声と同時に、子どもアイドル隊が出てきた。
「今日は来てくれてありがとうございます!」
いぇい~!挨拶から入ったぞ!お客を気遣っている。良いね!
「グリーングリーンを歌います。」とその瞬間。
ささーっと裏方に回ったアイドル隊の一人の2年生がマイクの色ペンを2人のアイドル隊に手の下から渡す。
なんと仕事の出来る人だ。裏方、本当にカッコいいぞ!
ノリノリで歌を歌い始める。
警備員の3年生男の子は急に指揮者になった。
売店の店員で司会の4年生の男の子はドラム。
なんとお世辞にもうまいとは言えないが、ボイスパーカッション。
でもすごくこの遊びに溶け込み素晴らしいアイディアだ。良いぞ!
エアーオーケストラ付きで、再結成ユニットで2曲歌い上げた。
大盛り上がり。最後に司会が点数を付けたのだ。
「96.5点。」かなりの高得点。点数がまた丁度良い!
コンサートの後はサイン会&握手会。
「弟の分までサインください。」と頼んだら、「今日来れなかったんですね。」と優しいひと言。
次にはひねって、「おばあさんの分までサイン貰っていいですか?」と言ったら、
「おばあさんなので大きい字が良いですね。」目が悪いと想定し、大きい字のサインを書く。素晴らしい気の遣いようだ。
ゆーこ先生、握手会で嬉しくなって、子どもアイドル隊に抱きつく。
そこへ3年生の警備員が登場!!
アイドル隊を守り、ゆーこ先生は逮捕され牢屋へ連れて行かれる。5回投獄。ナイス警備員!!
今回はコンサートの曲も増えた!
再結成デュオ①2曲、再結成デュオ②2曲、新ユニット1曲。
小学校や保育園は違うが、知っている歌は地域を越える。なんか音楽は国境を越えるみたいな・・・。
小さな平和を感じつつ、最後の3人ユニットは保育園の卒園式に歌った歌。
歌いながら涙がポロリ。当時を思い出したという。その姿に感動!
周りの男の子も気遣い、「俺も保育園の卒園式の時に一人だけ泣いたんだよ。」と。
ゆーこ先生も涙。
休憩時間にはきちんと売店が開く。
その時に3年男の子が、機転を利かした。急に歌いだしたのだ。
コンサートを盛り上げる前座だ。前回に比べると凝ったものになっていた。
こんなストーリーのあるあそびがチャイスタ☆ではよく行われる。
そこには、自分の年齢で感じた自分の役割を自然に決めている。
そこには、創造力豊かなコミュニケーションがある。
そして、異年齢の子どもたちと一体感あるあそびを自分たちで造り出している。
使った道具は、その場にあるものだけ。
チャイスタ☆の売りである創造力を育てるあそびは日々こうして生まれているのだ。